寝袋(シュラフ)

【寝袋】失敗しない寝袋の選び方を徹底解説!

キャンプの時、どうやって寝たらいいのか心配になりますよね?キャンプでは食事と同じくらい睡眠が大切です!そんな時欠かせないのが「寝袋」(シュラフ)。でも…どんな寝袋を選べばいいのか分からずに困っていませんか。
今回はそんな人のために失敗しないおすすめの寝袋の選び方をご紹介! これを読めば、安心・快適に眠れること間違いなしなので、ぜひチャックしてください!!

寝袋を選ぶ時にはここをチェック!

① 使用温度に合わせた寝袋を選ぶ

寝袋を選ぶ時にまず気になるのが、
どのくらいの温度まで使えるのか?ということですよね。
寝袋には、「COMFORT(快適温度)」「LIMIT(下限温度)」「EXTREME(極限温度)」の3つの表記がされていることが多いです。
それぞれの表記を確認して、自分がどのくらいの場所で使うのかを想定し選ぶのがオススメです。以下では、それぞれの表記について説明します。

COMFORT(快適温度)
外気温がこの温度までなら快適に使用できるを示した温度です。
例えば、「COMFORT(快適温度)/5℃」と表記があった場合、外気温が5℃までなら快適に眠れるということになります。
目安として「春・秋なら5〜–5℃」「夏なら5〜10℃」「冬なら–5℃以下」を選ぶのがおすすめです。

LIMIT(下限温度)
一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度域とされています。(ナンガの表記を参照)
例えば、「LIMIT(下限温度)/0℃」と表記があった場合、0℃で使う場合、寝袋だけでは寒いと感じる温度ということになります。

■ EXTREME(極限温度)
ギリギリで耐えることのできる温度。
体が震え出したら熱を作ろうとしている証なので、長時間この状態になると、低体温症になる危険性があります。この温度以下で使うのは大変危険なのでやめましょう。

基本的に寝袋を選ぶ場合は、
余裕を持った「+5℃使用」を選ぶのがおすすめです。

つまり、5℃の環境で使いたい場合、COMFORT(快適温度)が10℃のものを。0℃の環境で使いたい場合、COMFORT(快適温度)が−5℃以下のものを選ぶと快適に眠れます!

② 自分の体型に合ったサイズを選ぶ

寝袋には、「適応身長」が表記されています。
しかし、地面に立っている状態よりも、ミリ単位ではありますが横になった方が若干身長は伸びます。なので、「自分の身長+5〜15cm」くらい大きなものを選ぶと良いでしょう。
また、大きすぎるものを選んでしまうと隙間がたくさんできてしまい、せっかくの保温性を十分に活かすことができません。体から放たれる熱を効率よく保温するためにも「身長+5〜15cm」を選ぶようにしましょう。

③ 信頼のおけるブランドを選ぶ

寝袋でおすすめのブランドは「ナンガ」「モンベル」です。

ナンガは、国内生産にこだわったメーカーで、他のブランドと比較してダウンアイテムが非常に高性能という特徴があります。さらに、ダウンシュラフには永久保証もついており、修理・修繕・ファスナーの取り替え・破れの補修を無料で行ってくれるのも魅力です。

モンベルは、「高いストレッチ性」と「ふかふかなダウンによる良質な寝心地」が特徴です。
中でもダウンハガーシリーズと呼ばれる寝袋は、とにかく伸びることで有名。スーパースパイラルストレッチシステムという独自システムを採用しているので、極上の寝心地とフィット感に定評があります。

④ フィルパワーを確認使用

フィルパワーとは羽毛の厚みを表す単位のことです
フィルパワー数値が高ければ高いほど大きく膨らむ、良質な羽毛だと言えます。
フィルパワーは、計測シリンダーに入れた羽毛1オンス(28.4gあたり)の膨らみ具合を立方インチ(2.54㎤)で表したものを言います。
例えば、「800フィルパワー」と表記されている場合は、1オンスの羽毛が800立方インチの体積に膨らんだことを意味します。

このフィルパワーが
「500フィルパワー以下」の商品は、一般的に「低品質ダウン」
「600〜700フィルパワーの商品」は「良質ダウン」
「700フィルパワー以上」の商品だと「高品質ダウン」というように区分けされています。

⑤ メンテナンス方法を確認

表記部分の素材に「ダウン」と表記されている場合、使用後に日当たりと風通しの良い場所で天日干しをするのが推奨されています。
天日干しができるスペースを確保できるのか?他にも洗濯できるのかどうか?などメンテナンス方法もきちんと確認しましょう!

寝袋の形の種類

寝袋(シュラフ)には主に「マミー型」「封筒型」「人間型」の3種類があります。以下では、それぞれの寝袋の種類を詳しくご紹介します。

マミー型

マミーとはミイラを意味する「Mummy(マミー)」から来ています。
寝袋に入って寝ている姿が、ミイラに似ていることからマミー型と呼ばれるようになりました。
マミー型はその構造上、隙間が少なく、フィット感が高いので、他のタイプと比べて保温性が高いのが特徴。冬に適した寝袋だといえます。

封筒型(レクタングラー型)

封筒型は、2枚の布団を封筒のように折りたたんで縫い合わせた形の寝袋です。マミー型と違い、フィット感が少なく、手足をある程度自由に動かすことができるので、布団に近い感覚で使用できます。ただし、マミー型と比べると保温性はやや劣ります。
寒い季節に使用する場合は、毛布を併用して使うことがおすすめ。

封筒型には、2つを連結させて大きな寝袋として複数人で使用することもできるというメリットもあります。

人間型

人間型とは、その名の通り人の形をした寝袋であり、自由に手足を動かせる寝袋です。体へのフィット感が高いので、保温性には優れています。その最大の魅力は、寝袋に入ったまま、自由自在に動くことができるということ。寝袋を着たまま焚き火で温まり、そのまま寝るなんてこともできちゃいます。

デメリットは、一般的なタイプではないので種類が少ないことと、内部に湿気が溜まりやすいということ。 ファスナーの多いタイプを選ぶなどして、対策を取るようにしましょう。

寝袋に使用されている素材

寝袋に使用されている素材には、大きく分けて「ダウン」と「化学繊維」の2があります。

ダウン素材

「ダウン」は、鳥の「羽毛」を使っているものを指します。

ダウン素材の寝袋は、化学繊維のものより保温性が高いので「寒さに弱い人」に特におすすめです。
メンテナンスには注意が必要で、基本的に丸洗いは厳禁です。部分手洗いや、使用後には風通しの良い場所に干すなど丁寧な扱いが欠かせません。

化学繊維素材

化学繊維とは主に、石油や石炭などの科学的に合成加工されて作られた繊維です。無機繊維や再生繊維、半合成繊維などがあり、人造繊維と呼ばれることもあります。

・収納時にスペースを取ってしまいますが、メンテナンスが簡単なので初心者に向いている寝袋と言えます。

おすすめの寝袋5選

NANGA(ナンガ)オーロラライト 750 DX

ナンガで人気の「オーロラシリーズ」の中でもトップの暖かさを誇る寝袋で、降雪地帯でも使える高性能モデルです。
優れた撥水性と透湿性があり、結露で濡れても大丈夫!コンパクトになるので持ち運びにも便利です。

(Amazonより引用)

オールシーズン使いたい場合はナンガ オーロラ 750がおすすめ。 もちろん、冬キャンンプでも使用可能です!

(Amazonより引用)

ちなみに、夏には薄手生地が特徴的のナンガオーロラライト 350 DXがおすすめです。

(Amazonより引用)

mont-bell(モンベル)寝袋 ダウンハガー800

ダウンハガー800は、オールシーズン使いたい方におすすめの寝袋。モンベル独自のスーパースパイラルストレッチシステムが採用されているので、「伸びる寝袋」として、使いやすさでも人気があります。

(Amazonより引用)

snow peak(スノーピーク)セパレートシュラフ オフトン ワイド

季節に応じて使い分けられるので、初心者におすすめ!「日本の布団文化」をテーマに作られた封筒型の寝袋で、掛け布団と敷き布団の2枚組に別れており、温度調節ができる優れもの。春夏秋冬、季節に合わせた使い方ができる便利な1枚です。

(Amazonより引用)

LOGOS(ロゴス)ナバホ

ロゴスの中でも大人気シリーズであるナバホからリリースされた、ノルディックデザインが可愛らしい寝袋。リバーシブルなので、1つの寝袋で2種類のデザインが楽しめるのもポイント!暖かい季節に向いている寝袋なので、寒い季節には毛布などを併用して使うようにしましょう。

(Amazonより引用)

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)
寝袋洗える人間型シュラフUB-11

起床してそのまま活動できる、人間型の寝袋。速乾ウルトラファインファイバー素材を使用しているので、洗濯してそのまま干せるお手入れの簡単さも魅力。寒い朝に寝袋の中から出るのが苦手な人におすすめです!

(Amazonより引用)

まとめ

キャンプ中は、テント設営や焚き火台の準備をしたり、普段より楽しい反面、体力をたくさん使います。
疲れた体をゆっくりと休ませるためにも、自分にピッタリな寝袋を選んで、楽しく元気にキャンプを楽しんでくださいね!

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