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一酸化炭素チェッカーで冬キャンプを安全に!一酸化炭素チェッカーの機能と使い方をご紹介

冬キャンプでは石油ストーブや焚火などで暖を取りますが、一酸化炭素中毒の危険性を知ってますか?過去にはキャンプ場で一酸化炭素中毒による事故も起きています。こちらでは冬キャンプを楽しく、安全に過ごすためにおすすめの一酸化炭素チェッカ―について詳しくご紹介します。テント内での火器の使用は絶対に避けましょう!

一酸化炭素中毒はとっても危険!

冬キャンプでは石油ストーブや薪ストーブなどを使用しますが、実は燃焼系のキャンプ用品は一酸化炭素中毒を引き起こす危険性があるんです。夕方になって気温が下がると、テント内でストーブを炊いて暖まりたくなりますが、それはNG!実際に、キャンプでの一酸化炭素事故はテントの中やキャノピー部分で起きています。2020年8月にも紋別のキャンプ場で家族4人が搬送される事故が報告されています。

一酸化炭素中毒が起こる原因

それでは、一酸化炭素中毒はどのようにして起こるのか解説しますね。通常ものを燃やすと二酸化炭素が発生します。しかし、十分な酸素がない状態で燃やすと不完全燃焼を起こし、一酸化炭素が発生します。私たちの体は血液中でヘモグロビンと酸素が結合することで全身に酸素を運んでいますが、一酸化炭素が多くなると酸素を取り込むことができなくなります。これは、一酸化炭素は酸素よりもヘモグロビンと結合する力が強いためです。酸素が不足すると脳に深刻なダメージ及ぼしてしまいます。

一酸化炭素中毒の症状

一酸化炭素がやっかいなのは無臭・透明なのでテント内に充満していても気が付きにくいこと。なんだかめまいがするなと思った次の瞬間には意識を失い、助けを呼ぶこともできません。酸化炭素の血中濃度が10%~20%で頭痛、20%~40%でめまい、50%~60%でこん睡状態、70%を超えると死に至ります。さらに怖いのは子供の場合、大人の約半分の濃度で症状が出ることです。大人がめまいを起こしているころには、子供はもっと危険な状態に陥っているということになります。運よく助かったとしても、深刻な後遺症が残ることもあるので本当にこわいですね。

一酸化炭素中毒を防ぐためには?

一酸化炭素中毒を防ぐためにはテントのような密閉された空間でストーブなどの火器を使用しないことが大事!テント内ではベンチレーション部分から換気ができますが、天候や条件によっては換気をしていても一酸化炭素濃度が高くなる危険性があります。原則テント内での火器の使用はNGと考えましょう。また過去の事故では、テント内ではなくタープの下でコンロを使用したのにもかかわらず、ツールームテントの後室のインナーテントだけに一酸化炭素が充満した例もあります。おそらくインナーテントの方が、密閉度が高かったんでしょうね。テント内で暖を取りたいときには、AC電源のあるサイトかポータブル充電器などを持ち込んで電気ストーブやホットカーペットなどを活用するのが安心です。

それでも不安を感じながらキャンプをするのはいやだ、という方は一酸化炭素チェッカ―を使ってテント内の一酸化炭素濃度を常に監視することができます。最近では、度重なるキャンプ中の事故を見て、一酸化炭素チェッカーを使用するキャンパーが増えています。こちらでは一酸化炭素チェッカーの機能や使い方、おすすめの商品をご紹介します。

おすすめの一酸化炭素チェッカー4選

一酸化炭素チェッカーの使い方はとても簡単。テント内で使用することで、一酸化炭素濃度を測り、基準値を超えた場合に警報や点滅で知らせてくれます。衝撃にも強く、気温の低い場所でも問題なく使用することができます。コンパクトサイズなのでキャンプの際にも邪魔になりません。

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動作電圧:USB(DC5V±10%1A)
充電式リチウム電池(3.7V)
バッテリー充電時間:4-6時間
周囲湿度:20%〜90%(結露しないこと)
動作温度:0℃〜55℃
空気中のCO濃度をリアルタイムで監視してくれる一酸化炭素チェッカー。CO濃度が標準を超えると、警告音を発し、周囲のガス量が警報設定値以下になるまで赤色の点滅が続きます。耐衝撃性に優れていて壊れにくく、省エネです。バッテリーは繰り返し充電することができ、バッテリーの充電時間は約4時間~6時間。自宅、車内、キャンプ場などどんな場所でも使用できます。

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Dewsshine
こちらはアラームとデジタル表示の両方で一酸化炭素素の濃度を検出してくれるチェッカー。一酸化炭素レベルが検出されると、赤いLEDが点滅し、アラーム音が鳴ります。 アラーム音は最大85 dBまで上がります。単三電池(別売)で動作し、特別な工事なしで室内に取り付けることもできます。おしゃれな見た目で、耐衝撃性、耐熱性に優れ、温度が低い場所でも使用することができます。

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DT
測定範囲;0〜1,000ppm
電源:DC1.5V単4乾電池×2本
重量:104g
サイズ:13.5cm×5.5cm×3.0cm
動作環境:摂氏0〜50度/華氏32〜122度、相対湿度10〜90%
高精度/高感度で一酸化炭素濃度を瞬時に測定します。バックライト付きなので暗闇でも測定データが見ることができ、最大値、平均値を確認することもできます。一酸化炭素濃度の警報レベルを2段階(LOW,HIGH)に調節でき、LOWの場合、電子音が不連続的に鳴り、
HIGHの場合、連続的に鳴ります。乾電池残容量チェック可能。無操作10分後に自動電源オフする省エネ機能があります。

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Starwell
壁掛け式の一酸化炭素チェッカーです。Starwel社の一酸化炭素チェカーは衝撃や熱に強く、気温の低い場所でも使用できるABS材料を採用しています。アラームとデジタル表示の両方で一酸化炭素レベルを確認できます。電気化学式センサー搭載で乾電池式なので省エネ。手のひらサイズでキャンプなどアウトドアにも持っていけます。大型液晶表示なので分かりやすい。基準値を超えると最大85dB大音量のブザーが鳴り、赤色に点滅します。

まとめ

キャンプ中の事故を聞くとせっかくの楽しいキャンプも思い切り楽しめなくなってしまいます。なによりも大事な家族の命を守るために一酸化炭素チェッカーを準備しておきたいですね。キャンプ以外でも密室になりがちな車の中やバスルームなどでも使用できます。決して高価なものではないのでぜひこの機会にお守り代わりの一台を!